関西の観光で京阪電車を使う際、意外と戸惑うのが難読駅名。大阪・京都の人気スポットを結ぶ京阪沿線には、歴史や地名に由来する独特の駅名が点在します。
今回は関西旅行者のために、京阪電車の難読駅名8選をわかりやすく解説。歴史スポットや周辺観光情報も交えてご紹介します!
枚方市駅(ひらかたし)|京阪本線
「ひらかたし」と読みます。
枚方は大阪府北部の主要都市で、京阪本線の主要駅のひとつ。地名は比較的有名ですが、駅周辺には歴史的な名所や美味しいグルメが豊富です。

特に蔦屋書店で本を読んだり、淀川河川敷や意賀美神社で自然を楽しんだりできるので、のんびり観光にぴったり。
交野市駅(かたのし)|京阪交野線
「かたのし」と読みます。
大阪府東部の住宅地として知られる交野市の玄関口。これは地名として知らないと読みにくいです。

住宅街でありながら周辺にはカフェや飲食店もあり、散策におすすめ。京阪交野線のローカル感あふれる雰囲気も楽しめます。
私市駅(きさいち)|京阪交野線
「きさいち」と読みます。
北側を流れる土生川と南側を流れる尺治川の間に位置しており、この2つの川は駅の南西側で天野川と合流します。駅周辺は住宅街ですが、その南側と東側には山々がそびえ、自然豊かな環境です。

駅から西へ進むと植物園や星田南病院といった施設があり、南側には小学校や大阪府民の森のひとつ「ほしだの森」、東へ向かうと獅子窟寺や「くろんどの森」(大阪府民の森)などの自然・歴史スポットへアクセスできます。
静かな環境と自然散策が魅力の駅で、京阪交野線の中でも特に落ち着いたローカルな雰囲気が感じられるエリアです。
郡津駅(こうづ)|京阪交野線
「こうづ」と読みます。
地元密着型の住宅街に位置し、交野線の中でも知名度は低め。読み方がわからず迷う人も多い駅名です。
周辺は静かで落ち着いた環境。地元住民の生活感を感じられるスポットとして、関西のローカル旅の醍醐味が味わえます。郡津駅の近くには丸山古墳もあり、好きな人にはお勧めです。
樟葉駅(くずは)|京阪本線
「くずは」と読みます。

関西屈指のショッピングエリア「くずはモール」があり、大阪歯科大学樟葉学舎の最寄り駅でもあることから、ベッドタウンとしての一面もありながら若者の活気も感じられる駅となっています。樟葉は特急停車駅ですが読み方が難しいため、初めてだと戸惑うことも。

駅周辺で一日を過ごせるほど充実しており、幅広い世代に人気のエリアです。
石清水八幡宮駅(いわしみずはちまんぐう)|京阪本線
「いわしみずはちまんぐう」と読みます。
これも知らなきゃ読めませんが、由緒ある石清水八幡宮への最寄駅。普通、準急、急行のみが停車し、快速急行、特急、快速特急洛楽は通過となりますのでご注意ください。

八幡宮は京都府八幡市の代表的な観光スポットで、国宝や重要文化財を見学できます。観光客はここで降りて歩いたりケーブルカーに乗り換えたりして参拝や散策を楽しみます。
木幡駅(こわた)|京阪宇治線
「こわた」と読みますが、ここがポイント。
JR奈良線の「木幡駅」は「こはた」と読むのに対し、京阪宇治線の木幡駅は「こわた」と読みます。
この辺りは「響け!ユーフォニアム」の聖地としても人気ですが、舞台となった五ケ庄の許波多(こはた)神社へのアクセスはお隣の黄檗駅が便利です。許波多神社は五ケ庄と木幡に2社あるのでご注意ください。
黄檗駅(おうばく)|京阪宇治線
「おうばく」と読みます。
難読駅名の代表例で、観光客も最初は読み方に戸惑います。
黄檗駅は黄檗宗の大本山「萬福寺」への玄関口で、静かな寺院巡りや茶道体験が楽しめる観光スポットがあります。また、京都大学宇治キャンパスの最寄り駅もここ黄檗駅になります。
前述の五ケ庄の許波多神社も黄檗が最寄りになります。

【まとめ】京阪電車の難読駅名は歴史と文化の宝庫!
京阪電車の沿線には、歴史的な地名や文化的背景を持つ駅名がたくさんあります。

これらの難読駅名を知っておくことで、旅の途中で迷うことも少なく、より深く関西の歴史と文化に触れられます。
次回の関西旅行では、ぜひ京阪電車の難読駅名にも注目して、楽しい旅の思い出を作ってください!
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